【レジリエンスを高める】ことの効果!
2023.06.19
先日、お電話で「やっと内定をいただきました」との嬉しいご報告をいただきました!!
すぐに直接担当された相談員へお伝えし、共に喜びを分かち合いました。
再就職を目指してコーナーをご利用される方の中には、決まるまでの途中、思うように
動けず、モチベーションが下がったり、自信をなくされたりする経験をされることがありますが、
諦めずに活動して、よい結果となった方が多くいらっしゃいます。
みなさんは、「レジリエンス(resilience)」という言葉をご存じでしょうか。
回復力や復元力、精神的な回復力、逆境に負けない力
「困難な場面、状況により自分にかかったストレスに対して、
しなやかに対応し、跳ね返せる能力・立ち直る能力」
など様々に訳されたり、解釈されています。
直面している課題に対して、すぐに立ち直って前に進むことができる人もいれば、
思い悩んでしまう人もいます。
再就職という課題に対して「求人へ応募しても思うように採用に結びつかず、落ち込んで
次に進むことができない、もう自信がない、希望する条件では無理と諦めてしまう」など。
自分の人生における課題に思い悩むことは、とっても大切なことでもあり、いい、悪いという
判断はできません。私自身もこれまでに立ち直るのに時間がかかったり、難しい状況に心が
折れそうなことが何度となくありました💦
そんなときには、レジリエンスを高める方法を身に付けていくことで、
次への行動までの待機時間が短くなることが期待できます。
数年前に「レジリエンス」についての講演会を聴く機会があり、それ以降、実践して、
立ち直り!が早くなったと実感しています!!
レジリエンスを高めるためには「感情のコントロール」「楽観性」「自尊心」
「自己効力感」という4つの要素を意識しながら、段階的に心を自分自身で
コントロールする方法があります。
今日は、その第一段階をご紹介しましょう。
【第1段階】レジリエンスに必要な4つの要素のうち、「感情のコントロール」を
意識しましょう。
自分にとってネガティブな感情に支配されてしまうと、能力を十分に発揮することができず、
精神衛生上、よくない状態になります。
ストレスを感じたり気分が落ち込んだりしたときは、その気持ちをしっかり感じつつも、
客観的に状況を把握し、できるだけ早く気持ちを切り替えるようにしたいですね。
気持ちを切り替える方法のひとつとして効果的なのは運動です。
体を動かすことで意識を他のことに集中させられるだけでなく、ストレスを軽減する
セロトニンというホルモンの分泌が促進されます。
運動が苦手な人は散歩をするだけでも効果が期待できるでしょう。
自分一人では、切り替えることが難しいときは、コーナーをご利用くださいね。
相談員がお気持ちをしっかり傾聴しつつ、状況を見ながら、次の行動について
一緒に考えるお手伝いをさせていただきます。
ひろしまコーナー
矢田 ひさみ