• トップページ
• 飲食業 沖田さん

沖田さんにこれまでのお仕事経歴を伺ってみました

美容系の高等専門学校を卒業して、最初に美容室に入ったのですが、体調不良が原因で退職し、大手の化粧品会社で働きました。その後、結婚を機に退職しました。
学校では幅広く美容の勉強をしていたのですが、現在の飲食業も過去のアルバイトの経験や好きな職種でもあったことからあまり先入観なく始めることができました。

復職にあたって、大変なことはありませんでしたか？

最初は家計のこと、家族計画のこと，色々なことを考えて働き始めました。
私の両親も夫の両親も共働きです。特に義両親は女性の社会進出について前向きな考えで。私が働くことに関しても協力的で応援もしてくれましたし、とても自然でした。
義父は義母が忙しい時は仕事から帰って夕飯の買い物から料理まで当たり前にしています。そういう環境で育った夫も家事を当たり前に手伝ってくれます。
周囲の協力というか、当たり前に「一緒に家事をすること」は大切だなと思っています。ですから、大変だったのは私の「新しいことに挑戦する不安」を減らすことでしょうか？(笑)

職場環境はどうですか？

職場には女性がとても多いです。8割くらい女性でしょうか。女性が多いと言えば「大丈夫？」と聞かれることも確かにありますが(笑)思ったことを言い合える環境なので、とても仕事がしやすいと感じています。
店長は私より若い方ですが、みんなから慕われる信頼できる方なので、職場にまとまりが出ているのだと思います。
現在、5年以上この会社にいます。実は，途中で私の家庭の事情などもあり離職を考えた時期もありますが、「やめるのはもったいない」と時短勤務を許可してくれたりと、そういった柔軟な会社のサポートにも感謝しています。

今のお仕事のやりがいについて教えてください

最初は独特の専門用語や決まりごと、エスプレッソマシンなどの特殊機器の使い方など、覚えなくてはいけないことが多くて苦労しました。
ただ、そんな経験を通じ、家庭でコーヒーをこだわって淹れたりと、興味が深まっていき、夫との優雅な時間を楽しむこともできるようになりました。
そして今や、勢いで始めたこの仕事ですが，社員・アルバイトを問わず実技と筆記試験をクリアすれば取得できる，社内資格の「コーヒーアドバイザー」という資格を得ることができました。
振り返ると、仕事にも実生活にも活きている知識と技術ですかね(笑)まだまだ上がありますので今後、さらに上を目指して頑張っていきたいと思っています。
資格の有無にかかわらず、お客様から感謝の言葉をかけてもらったり、自分が提案したことに対してお客様が喜んでくださるのはすごく嬉しいですね。

もっとこうなったら女性は働きやすくなる！

女性が働きやすくなるためには、社会全体のサポートが重要なのではないかと思います。「子育てしながら働く」ということには、周囲のバックアップがあったり家事の負担を男女でするなどが当たり前の社会になれば、女性はもっと働きやすくなると思います。私も子供ができたらすぐに働けるか現時点では不安ですが、夫の協力があると思うので、きっと働けると思っています。
そして、そういう家庭環境を見て育った子供が増えれば、そういった家庭は増えていくと思います。

現在働くことに悩んでいる女性に沖田さんから一言！

私も一度仕事をやめて、次の仕事を見つけるまでは不安で一杯でした。
けど、一度新しい環境に飛び込んでいけば、家族や同僚など助けてくれる人は必ず沢山います。だから、飛び出す勇気と勢いを大事にして，行動に移してみませんか？