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現在の加島さん

多くのお客様を抱えるスタイリストの加島さん。
自身が母となり、時間の使い方を今まで以上に意識するようになったからこそ、貴重な時間を使ってサロンを訪れるお客様に短い時間の中でもベストな提案ができるよう、日々意識するようになったと言います。

加島さんにこれまでのお仕事経歴を伺ってみました

『HAIR MAKE VANILLA』へ入社して14年が経ちます。アシスタントを2年半ほど務めてから、スタイリストになりました。この14年の間には、1年くらい系列店へ転勤していた期間もありますが、それ以外は現在の店舗で勤めています。
5年前に結婚し、その時はあまり仕事のペースを変えずにやってきましたが、4年前の出産の時には働き方について改めて考えました。出産という未知の世界に何がどう変わるのか分かりませんでしたが、担当しているお客様は引き続きちゃんと見ていきたいという自分の強い気持ちがあったので、産休や育休で長いスパンが空かないよう、休みに入るタイミングや復帰してからの勤務時間についてオーナーに相談させてもらいました。
今は、時短を使ったり、お客様の予約が入っていない時は早めにあがったりと調整させてもらっています。

仕事と家事・育児のバランスで意識していることはありますか？

3歳になる娘は保育園に預けていますが、それでも主人や私の両親に協力してもらってバランスが取れているという点は大きいです。例え私が仕事に出ていて子どもと一緒に居ることができなくても、その時間両親と過ごして愛情をもらえているならそれもいいのかな、と今では考えています。
もちろん母親としてできるだけ娘と居る時間を増やしたいのですが、仕事のある日はやはりバタバタしてしまい…。だから、お風呂を沸かしている間の5分とか、家事の合間の時間を使って、本を読んだりごっこ遊びをしたりと、娘とコミュニケーションを取っています。
自分の中では、仕事と育児が1：1で家事がちょこっと、というバランスです。全体の割合が多少オーバーしていますが（笑）、家事の部分では本当に楽をさせてもらっていると思います。
でも仕事が休みである月曜日に、1週間分の食材の下ごしらえをしたり…と家事の効率を意識するようになったので、そういう意味では仕事をしているからこそ私自身も暮らしにメリハリがつけられるんだなと感じています。

今のお仕事のやりがいについて教えてください

スタイリストになったばかりの頃と今とでは違う部分もあるのですが、ずっと変わらずに思っているのは、自分がお客様に必要とされている存在だということ。
変わった部分としては、なりたてのころはお客様に「楽しく過ごせるからまた来よう」と思ってもらえる部分にやりがいを見出していたけど、今は、お客様も仕事や家のことでとても忙しい中貴重な時間を使ってサロンに来ていただいている人が多いので、数時間という短い時間の中でもしっかりした提案ができればいいなってクオリティー面を意識するようになりました。
そうした変化は、自分も出産を経験し、日々時間の使い方をすごく意識するようになったからこそかもしれません。

今後、どのように働いていきたいですか？

今勤めている会社では働くママの前例がないということもあり、私自身も手探り状態というのが実際のところです。
これからも仕事は続けていきたいという気持ちに変わりはないですし、お客様に必要とされる存在でもあり続けたいので、自分の想いや考えていることを少しずつでも周りに話したり相談しながら、自分なりに形を探っていきたいと思っています。
近い将来、仕事と育児を両立したいという後輩も出てくると思いますので、その時私が良い前例になれればいいですね。