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• アイシングクッキー教室講師 石川さん

現在の石川さん

色々な働き方を模索した結果、1年前にアイシングクッキー教室を開き、講師としての道を歩み始めた石川さん。
3人のお子さんの子育てをしながらの仕事で、日々忙しさはありつつも、石川さんと同じようにママの顔を持つ人に向けてレッスンをすることは学びの喜びを共感でき、やりがいに繋がっていると言います。

石川さんに、これまでのお仕事経歴を伺ってみました―

学生の頃に栄養士の資格を取り、その資格を活かしてエステサロンで食事面の栄養指導などをしていました。
結婚後、出産してからは仕事をせず子育てに専念していましたが、元々お菓子作りが好きということもあり、子どもの誕生日にはケーキを作るなどして楽しんでいました。
その過程で、アイシングクッキーの資格が日本で誕生したということを知り、ちょうど3人目の子どもが産まれたタイミングで内祝いとして自分でクッキーを作りたいと考えていたので、JSAアイシングクッキー認定講師の資格を取得したのがきっかけです。
当初はこれを仕事にしようという考えは全くなく、趣味の延長だったのですが、作ったクッキーをプレゼントする機会が増えると皆さんに喜んでもらえて、教えてほしいという声をいただくようになりました。
プレゼントして喜ばれた時の感動を伝えたいと、教室を開くようになったのが始まりです。

お仕事内容は？

教室がメインで、レンタルスペースをお借りしてレッスンを行うことが多いのですが最近では企業に呼んでいただいてレッスンをすることも増えてきました。
また、資格を取りたいという方に向けた講座もしています。
子どもがまだ小さいので、教室や講座を開講するペースは子どもの行事などに合わせて調整していますが、だいたい週に3～5日ほどです。レッスンに来てくださる方は子育て中の方が多いので、ママが動きやすい午前中にレッスンを組み込むこともあれば、働かれている方が休日に集中してレッスンを受けたいということであれば、午前と午後の2回組み込むこともあります。
私自身も子育て中ですので、可能な限り子どもとの時間を優先し、時には幼稚園や保育園の延長保育などを活用しながら、生徒の皆さんの要望に応えられるようにしています。

久しぶりに働くことへの不安はありましたか？

働きはじめる前は、小さな子供が3人いて、ただでさえ毎日バタバタしているのに、働くなんて無理！と思っていました。
実家も遠く、頼れる人がいないのも不安の１つでした。
夫とは、仕事を始めるにあたり、何度も衝突しました。
自分の気持ちと夫の気持ちが一致せず、悔しくて泣いたこともあります。
ですが、話し合いを重ねた結果、私の気持ちも理解してくれ、今ではよき理解者です。
育児も家事も夫婦で一緒に頑張らないと、共働きは無理なので、仕事をする前の話し合いは必要な時間だったんだなと今では思っています。

仕事をはじめて、家事・育児のバランスで意識していることはありますか？

私は、子供との時間を大切にすることを考え、好きな時間に好きなことで働く「サロネーゼ」という今の働き方を選びました。
仕事が忙しくなっても、「子供との時間を大切にする」という気持ちを忘れないようにしています。
できる限り子供が幼稚園の間にお仕事をし、幼稚園が終わったら公園で遊んだり習い事に行ったりと、働く前と変わらない生活スタイルを心がけています。
あとは心に余裕を持ち、手を抜けるところは手を抜くようにしています。
最初は家事も育児も「全て100％」を目指していましたが、欲張りすぎるとだめですね。

今感じる仕事のやりがいはありますか？

私と同じように子育てをしながらでも学びたい、資格を取りたいという方の応援ができることが本当に嬉しくて。
「教室に通って視野が広がった」という言葉をもらえると、自分だけではなく他の方とも喜びを共感できていると感じられます。
その気持ちがあるから、教室を初めて1年が経ちますが、何とかやってくることができました。最初は思うように働く時間が作れないもどかしさもありましたが、今ようやく自分自身のペースも出来ました。
全て一人でやらなければならない大変さはありますが、企画から集客、宣伝方法、レッスンの内容などまで一から自分でブランディングでき、それに反響があったときやりがいを感じます。

これからどのような働き方をしたいですか？

子供の成長に合わせて、仕事のペースを変えていきたいと思っています。
4月から上の子が小学校に入るので、学校から帰ってきて「おかえり」と言ってあげれるような働き方がしたいですね。
仕事では、体に優しいアイシングクッキーを考案中で、見た目も可愛く、お子さまにも安心して食べさせられるようなアイシングクッキーを沢山の方に知っていただきたいと思っています。

最後に今から一歩を踏み出す女性にひとことお願いします

一歩を踏み出すことって、とても勇気がいることだと思います。
ですが、その一歩を踏み出したことによって、世界が変わるかもしれません。
私も何度もいろんな壁にぶつかりながら、自分や家族に一番合った働き方を見つけました。
「ダメだったら、その時にまた考えればいい」そんな気楽な気持ちで、ぜひ色んなことに挑戦してみて下さい！！自分にあった働き方はきっと見つかりますよ！